2009年8月30日日曜日

8月30日: 加圧トレーニングの画期的なところ

私が加圧トレーニングを始めようと思ったのは、考え方が画期的だったからです。

8月23日のエントリーで言及したTIME誌の記事にもありましたが、一般的に運動は、

・最高心拍数の60~70%程度の負荷をかけ、
・総時間数で150~180分/週程度行い、
・運動の前後には必ず、準備運動・整理運動を行う、

必要があるとされています。

例えば週3回運動するとして、実際の運動時間は50~60分/回。準備・整理運動でもう15~20分。
最高心拍数の60~70%程度の負荷だと汗をかくから、着替え時間が必要でさらに10分。女性だとお化粧を直したりしてもう10分(?)。
なんやかやで1時間半~2時間はかかるわけです。
しかもそれを週3回!
まあ、勤めている人は無理でしょうし、主婦だっていつもそんなに時間が取れるわけではないでしょう。
それに、もしTIME誌にあったように、毎日の「意志力」の総量がある程度決まっているとすると、運動をすることで意志力(の多く…元々、運動習慣がついているならば、メタボにはなりにくいでしょうから(^_^;))を使ってしまう日が週に3日もあったら…。
で、私なんかには、いわゆる「机上の空論」としか思えなかったわけです。


一方、加圧トレーニングは、

・特に準備運動は要らず、
・最高心拍数とは関係がないため汗もかかず、
・トレーニング時間は15分/回で、週1~2回で十分効果がある、

という事です。
これが本当なら、もうやるっきゃない!!
と思いませんか?

特に私が気に入ったのは、「運動」を今までとは全く違う方向から捉えなおしている点です。もし本当なら(そしてどうやら本当のようですが)、まさに革命的です。
だって、加圧トレーニングなら、時間が取れなくて運動できなかった人達だけでなく、今まで運動すること自体が困難だった、高齢者や、身体機能に制限がある人運動ができるようになるからです。
すごいでしょ?

先週は2回Doctor's Gymに行けました…がちょっとした(重大な?)問題が…

2009年8月24日月曜日

8月23日: 運動と減量

夏休みもそろそろ終わりですね~。
夏休み期間が終わると、学校が始まって電車が混むので面倒です。…が、今年はいきなり日本全国で学級閉鎖の嵐かな?新型インフルが猛威をふるいそうです。まあ、感染性は高いようですが、毒性は少ないみたいなので、当面は安心のようです。
しかし、不思議ですよね~。感染性が高いという割には、なんで高齢者の罹患者数が少ないのだろう?←あ、この件に関しては、医療者といっても、ほぼ素人さん並みの知識しかありませんので、あくまで独り言として…(^_^;)


さて、土日を入れて4日間(!)の夏休みをほぼ10年ぶりにとった私は、小型ジェット機をチャーターしてヨーロッパまでちょっと行ってきました!
いやぁ、良かったです…久しぶりのローマは…



…位、書いたっていいじゃないかぁ!
どうせ、4日間、ほとんど外にも出ずにコンピュータの前で、たまっていた仕事をしていましたよ…(;_;) hun !
まあ、おかげさまで、数ヶ月ぶりに仕事に追いつくことができましたが…(-_-;)


で、8/17のTIME誌のcover storyが、"The myth about exercise"(運動についての神話)です。簡単に内容をまとめると…

・運動をしても体重は減らない。むしろ増加する傾向がある。それは、「代償問題(compensation problem)」のためである。つまり、運動で消費した以上(しかもはるかに以上)のカロリーを摂取したくなってしまうのである。
・体重コントロールは「意志力」といわれることが多いが、意志力は筋力と同様に使うと"疲れる"事が最近の研究でわかってきた。例えば、意志力を使って1時間ジョギングすると、その分だけ意志力が弱まる。そのため食事制限をしようとする意志が弱くなる。
・運動が健康に良いことは疑いないが、減量に効果があるとする研究結果はない。また、「減量のために運動が良い」という神話がどのように流布し始め、ひろまったのかはよくわからない。
・糖尿病に関しては、運動量よりも体重の方がはるかに影響が大きい。
・まとめると、どれだけ激しく運動するかよりも、何を食べるかの方が、減量にとっては重要である。健康増進のためには運動すべきだが、運動しすぎるとかえって体重が増えてしまうかもしれない。

ウっ…、なるほど…。どうりであまり体重が減少しないわけだ…(-_-;)。

ただ、「運動しすぎるとかえって体重が増えてしまうかもしれない」理由としては、

激しい運動をすると筋肉に負担がかかり筋肉痛などを起こす。だからかえって身体を動かさなくなり、全体としての運動量はほとんど変わらなくなる。一方で、代償問題によってカロリー摂取量は増える。そのため結果として体重が増える。

という理論のようです。
すると、今までとは根本的に考え方が違う加圧トレーニングを中心とした運動では、また違う結果が出るのかもしれません。実際、加圧トレーニング後に筋肉痛を起こしたことは私は一度もありませんし、疲れるよりもむしろ元気になることが多いのです。
また、運動の健康への好影響については疑いがないようなので、比較的短時間に十分量の運動を行える加圧トレーニングはその点でも優れているのでしょう。

といって、個人的にはカロリー摂取の方にも手をつけるつもりで、すでにある事を始めてはいます。

先週はDoctor's Gymが月曜日お休みだったため、1回だけでした。

2009年8月15日土曜日

8月15日: 夏休み

今週は夏休み(まともに取ったのは10年ぶり?…といっても土日を入れて4日間(;_;))なのでごく簡単に…

先週はDoctor's Gymに2回行きました。
来週月曜日まで夏休みなので、木曜日に1回行く予定です。

…で、おしまい!!

2009年8月9日日曜日

8月9・11日: 中間報告

…をしようと思ったのですが、この前病院で測定したデータを印刷したものを病院に忘れてきてしまいました。ついでにちょっと風邪っぽいので、葛根湯を飲んで今日はお休みします。明日~水曜日の間には更新する予定です。

…で、2日間ワープして…

しかし、葛根湯は私にはよく効きます。風邪気味だったのがあっという間に治りました。
私の使用法は、

・ちょっと寒気がする、喉がなんとなく痛い、鼻の奥が乾く、なんとなくだるい…など、風邪っぽいが西洋医学の風邪薬を使うほどでもない時期(風邪のごく初期)に使う。
・葛根湯一袋をお湯100ml程度に良く溶かして、溶けきらなかった「カス」も含めて飲み干す。もし、お湯が手に入らなかったら、顆粒のまま服用する。
・症状がなくなるまで、3~4時間毎に、最大1日5~6包服用する。
・服用し始めて2日間で症状が治まらないときは、葛根湯はもう効果がなく、次の治療法に移る。

としています。これで「私の場合」はほとんど良くなってしまいます。費用は、1包あたり70円強、医師に処方してもらえば3割負担で20円ちょっと。1回の風邪で12包使ったとして、260円ほどです。…なんと安い!!
ただ、この使用法は、私の体格と年齢、および私自身が医師である事から行っている方法です。試みる場合はあくまでも自己責任で(良い響きの言葉だ!)、お願いします。

さて、気になる(気にしてない?)検査結果ですが…

GOT 47 ⇒ 34
GPT 70 ⇒ 54
γ-GTP 51 ⇒ 49
HbA1c 7.5 ⇒ 7.4
総コレステロール 181 ⇒ 138

とわずかですが、すべての項目で改善しています。
…ただし、以前書いたとおり、HbA1cは大体1~2ヶ月前の状態を表しますから、HbA1cはこれがスタートポイントということです。
また、GOTやGPTは下がったとはいえまだ高値ですし、γ-GTPの低下もわずかです。
ここは次の2ヵ月後の検査結果に期待しましょう!…って人ごとのように…(^_^;)

先週もDoctor's Gymには1回しか行けませんでした…

2009年8月2日日曜日

8月1日: 神に聞く

外来の主任看護師によると、私はかなりのオタクだそうです。
「アノマロカリス萌え~(死語?)」とかやってる人に言われたくない気も相当します。が、まあ、妙に"ツボ"にはまってしまうものがあり、「そこまでなりますか?」と言われることは(良く(^_^;))あります。
仲間由紀恵、阿部寛らが出演している「TRICK」も"ツボ"にはまったものの一つで、ケーブルテレビで偶然再放送を見るたびに、見入ってはゲラゲラ笑っています。「TRICK2」の「六つ墓村」の中に出てくる「御御御御付け」(なんと読むか解ります?)とか「御食事券」とか、思い出すたびにニヤニヤしてしまいます。
ところで、その登場人物の設定で、山田奈緒子(仲間由紀恵)の貧○は見れば解るとして、上田次郎(阿部寛)の巨△や矢部謙三(生瀬勝久)のヅラなどは、どこまで本当なのでしょうか?

ヅラといえば、最近、部下や外来のスタッフなどから、「先生、髪がフサフサしてきましたね~」といわれることが多くなりました。マーブ増毛法をしている…わけではなく、プロペシアを服用しているのが一因でしょう。
あ、毛が薄い事は気にしていませんので、気を使わなくても良いです>みなさん。
多少悩んでいた事としては、ある程度薄くなったら、いっそのことツルツルに剃ってしまおうか…ということでした。しかし、「"ある種の職業の方"と間違われるからやめたほうが良い」とほぼ全員からいわれ、「ではそこに『ペイン命』とマジックで書いたら愛嬌がでて良いかな?」と聞いたら、どういうわけか、みんながその話を続けなくなるので、断念したことくらいです。
ところで、私の家系には髪の毛が薄い人はほとんどいません。私自身も30歳後半まで、白髪はあっても、フサフサとしていました。私の髪が薄くなった原因は、労働災害なのです!私は以前所属した病院で、麻酔科の医局長を6年間もやっていました!!その間のストレスで髪が抜けたのです!!!
送別会の際に、「これは労災です。普通人の頭に生えている髪の毛は10万本。その半数が抜けたとして5万本。慰謝料、慰労金も含め1本あたり1,000円として5千万円を要求します。」と訴えましたが、誰も耳を貸してくれませんでした…(-_-;)

じゃあなぜプロペシアなんか飲んでいるのか?…というと、科学的な好奇心からです。
慈恵の私の部下の一人(大友院長でも、もちろん河村先生でもありません。)が30歳を過ぎたばかりなのに、プロペシアを服用していたのです。ところが、見た目効果があまり感じられなかった。「あれほど鳴り物入りで登場したのにたいしたことはないのかな~。ためしに自分で服用してみよう…」と2年ほど前に始めました。
ところが、これが私には結構効いたのです。朝起きたときの枕についている髪の毛の本数が明らかに減少し、最近ではほとんど目につかなくなりました。また、髪の量も増えてきました。
ただ、プロペシアの効果は大体1~2年でピークとなり、後は維持が主目的となります。ところが、最近、また毛髪量が増えてきたような気がしていました。風呂に入った後、ドライヤーで乾かすのに必要な時間が長くなった感じもしていました。そうしたら、前述したように、部下や外来のスタッフなどから、「先生、髪がフサフサしてきましたね~」と言われたのです。

何でだろう…と考えていて、思い当たったのが6月から始めた「加圧トレーニング」です。

加圧トレーニングの効果の一因は、成長ホルモンの分泌促進だといわれています。一方、成長ホルモンは増毛に有効だ、といわれています。すると…?
まあ、ちゃんとした研究を行わないと、科学的とはいえませんね!
それまでは、「神に聞く」というところでしょうか…

……お後がよろしいようで……

今週は忙しくて木曜日にしかDoctor's Gymには行けませんでした。また、いつも行っている運動もあまりできませんでした…(-_-;)
来週から頑張るぞ!!